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農業IoT「てるちゃん」とは?

てるちゃんは、センサーで圃場(畑)の温度・湿度・照度の異常を検知して、生産者へ電話・メール・SMSで通知することで、生産者の作業負担軽減や作業の効率化を図るために開発した農業IoTです。「育苗や新芽時期の温度管理」「カビや病気を防ぐための湿度管理」「栽培設備の動作確認」など、農作業における幅広い場面でご活用いただくことを想定しています。高価なIoT機器の導入が難しい小規模農家にも気軽にお使いいただけるように低価格で、ICTに不慣れな方にも使いやすいシンプルな設計になっています。

どのようにして生まれたサービスか(プロダクトマネージャー 小出範幸インタビュー)

2017年12月に、高畑副社長から「すぐに形にできて、儲かって、メッチャ広がる」新規事業を作ってほしいと言われ、もうその頃から農業分野での新規事業を考えていました。
同時に、地方創生プロジェクト「Cloud ON OKINAWA」の一貫として、参画市町からヒアリングした課題の中で、たまたま農業分野のエピソードを聞き、これはいけそうだと思ったことから始まりました。

Cloud ON OKINAWAのロゴ
▲ Cloud ON OKINAWAのロゴ

そのエピソードとは「タバコ農家が、正月に酒飲んで宴会してる最中にビニールハウスが高温になって、苗が全滅した」という、笑うに笑えない内容でした。「センサーとTwilioを使えば解決できますよ」と即答したのものの、担当者の異動などもあり、そこでは何も成就せずでした。

エピソードを聞いた翌日、参画市町の一つである糸満市役所に話を共有したところ「マンゴーや電照菊にいいかも」という話になり、早速マンゴー農家へ足を運んだところ「温度管理が大変なので、自動的に知らせてくれる仕組みがあれば嬉しい」と聞き、また、電照菊農家では「風雨の影響で電照が切れることがあって、電照が切れていないか深夜に見回るのが大変なので、電照切れの場合に自動的に知らせてくれる仕組みがあれば嬉しい」と聞きました。

実際にマンゴー農家で農業IoT「てるちゃん」を使っている様子
▲ 実際にマンゴー農家で農業IoT「てるちゃん」を使っている様子

そこで翌月、気温をトリガーに電話が鳴るデモを作って農家へ会いに行き、デモをご覧いただきました。マンゴー農家には「温度センサーをちゃんとしたものに変えれば課題解決できますよ」、小菊農家には「温度センサーを照度センサーに変えれば課題解決できますよ」とお伝えしたところ、どちらも「それはいい!」という話になり、「Cloud ON OKINAWA」の課題解決プロジェクトとしてスタートし、実証実験を経て、今回のリリースに至りました。

糸満市役所で行った「てるちゃん実証実験開始」記者発表
▲ 糸満市役所で行った「てるちゃん実証実験開始」記者発表

リリースするまでにおこなった事

農業IoT「てるちゃん」をリリースするまでに行ったことや、どんな流れでリリースまでたどり着いたのか、細かくまとめました。

2017年12月中旬 農業分野に焦点を当てた新規事業を検討開始
2018年1月 農業IoTの検討開始 
2018年1月 デモ開発
2018年2月 農家向けにデモ実施
2018年2-3月 IoT機器調査と選定
2018年4-5月 絞り込んだIoT機器メーカー(2社)との実現性検討
2018年5月 うち1社と一緒にプロジェクトを進めることが決定
2018年5-7月 実証実験ウェブアプリの開発
2018年7月 実証実験開始の記者発表(プレスリリース
2018年6-11月 小菊農家での機器実証実験(1農家)
2018年11月-2019年3月 小菊農家での通知実証実験(4農家)
2019年3月 小菊農家での実証実験報告会
2018年12月-2019年1月 マンゴー農家での機器実証実験(1農家、2地区)
2019年2月-7月 マンゴー農家での通知実証実験(1農家、2地区)
2019年8月 マンゴー農家での実証実験報告会
2019年9-12月 αβ版開発に向けた検討
2019年12月 経営戦略会議にてαβ版開発開始承認
2020年1-3月 α版開発
2020年4-9月 クローズドβ開発
2020年9月

クローズドβ利用開始(小菊4農家)

2020年9-12月

UX/UIの修正(農家からのフィードバックを反映)

2020年12月

経営戦略会議にて正式版開発承認

2021年1-3月

正式版開発

2021年3月9日

てるちゃん正式版リリース(プレスリリース

現在の体制

てるちゃんの専任が2名と、他部署からの応援のカスタマーサポート1名で構成しています。社外からは、スクラムマスター1名と、開発会社2社から4名協力いただいています。

今後の目標

てるちゃん正式版リリースに間に合わなかった足りない機能の充実や、管理機能・自動化ツールなどバックオフィス機能の充実とともに、農業以外の分野への応用検討をしていきたいと考えています。

将来的には、見える化・AI活用など、高度な農業IoTへの発展、農業IoT導入促進による、農業の効率化、農作業環境向上への貢献など、日本の農業、世界の農業の発展への貢献をしていきたいです。